安田記念 58kの壁
安田記念がなぜ高配当連発か。
理由の1つとして人気の4歳馬が消える事が挙げられます。
ではなぜ人気の4歳馬が消えるか。
理由の1つとして斤量58k未経験が挙げられます。
(16年のリアルスティール、14年のワールドエース、12年のサダムパテックなど該当)
想像以上に斤量58kの壁は厚い。
近5年見ても58k未経験で好走した馬は15年のモーリスと13年のダノンシャーク(3着)の僅か2頭です。
内1頭、モーリスは前走重賞を含め3連勝中、しかも全て1人気に応えてのもの。そして後の歴史的名馬となりました。
逆に言えば58k未経験にも関わらず4歳で安田を制したモーリスは後の活躍も約束されていたようなもの。
それだけ58k未経験馬が勝つというのはハードルが高いという事でしょう。
ちなみに過去10年の馬齢別成績を見ると、
3歳(1-0-0-2)
4歳(2-2-1-28)
5歳(3-4-3-46)
6歳(4-2-5-37)
7歳以上(0-2-1-29)
6歳馬がこれだけ走るG1て珍しいですよね。
当レースで重要なのは経験値、またヴィクトリアM同様リピーターが多いですが府中マイルは適性が問われます。
その辺を強く意識しながら波乱を想定した馬券を買いたいものです。
今年のメンバーで重賞で58kを経験している馬は、
<5歳>
アンビシャス 前年の秋天4着など
<6歳>
レッドファルクス 前走京王杯s1着
サトノアラジン 前年の安田4着
イスラボニータ 前年の富士s2着・安田5着など
ステファノス 前年の秋天3着・宝塚5着など
ビューティーオンリー
<7歳以上>
ディサイファ 前年の安田6着など
サンライズメジャー 2年前の安田11着
クラレント 前年の秋天11着・安田8着など
ロゴタイプ 前走の中山記念3着・秋天5着・安田1着など
コンテントメント
例年と比較して多数存在してますが、今年も6歳馬は激アツですね。
一方で4歳エアスピネル・ブラックスピネル、また5歳の上がり馬グレーターロンドンは未経験。
それぞれ府中マイルの実績がある上に好枠、更にキンカメ・タニノギムレット・ディープxドクターデヴィアスと、
血統面でも適性を感じるだけに斬りにくいところですが少なくとも本命からは外す予定です。